丹
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- 丹堊

タンアク
赤かべ、あかぬりの壁。
- 丹扆

タンイ
天子の諸侯に對する時、後に立つる赤色の屛風。
- 丹楹

タンエイ
赤ぬりのはしら。=丹柱。
はしらをあかくぬる。
- 丹鉛總錄

タンエンソウロク
書名、明の楊愼撰す、二十七卷、天文・地理・時序・花木等二十六目に分つ。
- 丹霞

タンカ
あかきもや。
- 丹崖

タンガイ
丹の出づるがけ。丹山を見よ。
赤色のがけ。次條參看(丹崖靑壁)。
- 丹崖靑壁

タンガイセイヘキ
丹き色のがけと靑き色の石壁との高く美くしきが如く、人品のすぐれて高きをいふ。
- 丹曦

タンギ
赤きあさひ。
赤き日。
- 丹丘

タンキウ
晝夜常に明かなる丘ヲカ
- 丹丘之仙茶

タンキウノセンチヤ
極上等の茶。
- 丹款

タンクワン
まごころ。=丹誠・丹懇。
- 丹穴

タンケツ
丹砂の出る穴。
- 丹慊

タンケン
まごころ。
- 丹縠

たんこく
丹(あか)いちりめん絹織物の一。
- 丹山

タンザン
丹砂を產する山。
- 丹脂

タンシ
赤きべに。拾遺記「諸嬖人欲㆑要㆑寵者、皆以㆓丹脂㆒點㆑頰而後進幸」=燕脂エンシ
- 丹漆

タンシツ
赤きうるしにて塗る。
- 丹砂

タンシヤ
辰砂シンシヤに同じ。=丹沙。
- 丹赭

タンシヤ
あかつち。
- 丹牆

タンシヤウ
朱ぬりのかき。=丹垣。
- 丹若

タンジヤク
石橊ザクロの異名(酉陽雜俎)
- 丹砂化爲黄金

- 丹砂化爲㆓黄金㆒
タンシヤクワシテワウゴントナル
道士が丹砂を燒き化して黄金となす術をいふ。
- 丹朱

タンシユ
あかいろ赤色のゑのぐ。
堯ゲウの子の名、不肖にして位を繼ぐを得ず。
- 丹書

タンシヨ
丹にて赤く書く、容易に消えざるが爲め。
- 丹心

タンシン
まごころ。=赤心。
- 丹脣

タンシン
赤く美くしきくちびる。=朱脣。
少年の口びる。
- 丹心照萬古

- 丹心照㆓萬古㆒
タンシンバンコヲテラス
忠誠の心がいつまでも明かである。
- 丹青

たんせい
赤と青。
絵の具。絵画。また、絵を画くこと。
まごころ。不変のもの。
歴史。
- 丹誠

タンセイ
まごころ。=丹心・丹款・赤誠。
心をこめて精を出す。=丹精・丹念。
- 丹靑

タンセイ
赤と靑とのゑのぐ。
彩色畫。
- 丹精

タンセイ
心をこめて事をする、念を入れる。=丹念・丹誠。
- 丹石心

タンセキノココロ
まごころ。丹心を見よ。
- 丹竈

タンソウ
道士卽ち方術の士の靈藥を煉る竈カマド
- 丹臺

タンダイ
仙人の居る所。
- 丹墀

タンチ
あかくぬりたる庭、天子の殿階の下をいふ。
- 丹頂

タンチヤウ
赤きいただき、鶴をいふ。
- 丹柱

タンチユウ
あかきはしら。=丹楹。
- 丹鳥

タンテウ
螢ホタルの異名。
鳳凰の異名。=丹鳳。
- 丹田

タンデン
臍ホゾより一寸下の所。
- 丹念

タンネン
丹精に同じ。
- 丹之所藏者赤

- 丹之所㆑藏者赤
タンノザウスルトコロノモノハアカシ
丹土に入るものは赤し、人は交はる友によりて、善ともなり惡ともなる喩。
- 丹楓

タンフウ
紅葉したるかへで。=紅楓・霜楓。
- 丹粉

タンフン
赤き色のこ。
- 丹陛

タンヘイ
赤く塗りたるきざはし、天子の御所の稱。
- 丹碧

タンペキ
赤と靑と。
- 丹藥

タンヤク
ふしぎのききめあるねりぐすり。=靈藥・神藥・仙藥。
- 丹良

タンリヤウ
螢ホタルの一名(古今注)=丹鳥。
- 丹雘

タンワク
朱色の鮮かなる土、辰砂の類。
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