任
- [1ページ目]
- 任俠

ジンケフ
ニンケフ
をとこだて、相共に信ずるを任と爲し、是非を同くするを俠と爲す。
- 任子

ジンシ
ニンシ
父兄の廕オカゲにて官に任ぜらるる子。=蔭子。
- 任人

ジンジン
ニンジン
ねぢけびと。=佞人。
- 任意

ニンイ
きまま、心まかせ。=隨意。
- 任運

ニンウン
運命の自然にうちまかせる。
- 任重而道遠

ニンオモクシテミチトホシ
背に負ふ荷は重くして、行くべき道は遠し。士人の責の重大なるに喩ふ。
- 任重道遠者不擇地而息

- 任重道遠者不㆑擇㆑地而息
ニンオモクミチトホキモノハチヲエラバズシテイコフ
重き荷物を負ふて遠き路を行くものは、如何なる地にても休息する。次條(任重而道遠)參看。
- 任期

ニンキ
務に服すべき期限。
- 任官

ニンクワン
官職に任ずる。
- 任國

ニンコク
任所に同じ。
- 任使

ニンシ
人に事をまかせて使ふ。
- 任率

ニンシユツ
うまれつきのまま。修飾を加へず。
- 任所

ニンシヨ
任地に同じ。
- 任縱

ニンシヨウ
きままにしてしめくくりなし。=放縱。
- 任他

ニンタ
ままよ、さもあらばあれ。=從他・遮莫。
- 任達

ニンタツ
氣ままにして禮法に拘泥せず。
- 任地

ニンチ
役目をつとむる所、奉職地。
- 任罷

ニンピ
使役につかる、罷は疲なり。
- 任務

ニンム
つとめ。
- 任命

ニンメイ
人を擧げて官に任ずる。
- 任免

ニンメン
官に用ふるとやむると。
- 任用

ニンヨウ
職をあたへ用ふる。
- 任那

ミマナ
古の國名、朝鮮の南端に在り、新羅・百濟の閒に介在す、今の慶尙南道の地、神功皇后新羅を攻め日本府を此に置く、後に新羅の爲めに滅ぼさる。
- 1ページ目
