佞
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- 佞哀
- ネイアイ
- 新の王莽南郊に哭せし時、これに諂ひ泣きしものは、皆郎官となりし故事に本づきて上の氣に入るやうにつとむるにいふ。
- 佞惡
- ネイアク
- 心ねぢけてへつらふ。又、其の者。
- 佞幸
- ネイカウ
- こびへつらひて寵を得る者。史記に佞幸傳あり。
- 佞倖
- ネイカウ
- 前條(佞幸)に同じ。
- 佞巧
- ネイカウ
- 辯才ありて、たくみにへつらふ。
- 佞姦
- ネイカン
- 佞邪に同じ。=姦佞。
- 佞給
- ネイキフ
- 口まへよくへつらふ。
- 佞猾
- ネイクワツ
- 口まへよくわるがしこし。又、其の者。
- 佞言
- ネイゲン
- こびへつらふことば。
- 佞險
- ネイケン
- 口まへよくして腹がわるい。
- 佞才
- ネイサイ
- 口まへよく人にこびへつらふはたらき。
- 佞邪
- ネイジヤ
- へつらひて心がよこしま。又、其の者。
- 佞者
- ネイシヤ
- 佞人に同じ。
- 佞人
- ねいじん
- 口先がうまくて心のねじけている人、媚び諂いの者。
- ネイジン
- 辯才ありて、心正しからざる者。
- 佞媚
- ねいび
- こびへつらう。
- 佞佛
- ネイブツ
- 冥福を得んとして、佛にこびへつらふ。
- 佞辯
- ネイベン
- おもねりて口まへよし。
- 佞祿
- ネイロク
- 上にへつらひて得るふち。又、其の者。
- 佞惑
- ネイワク
- おもねりて人を惑はす。
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