- 備考
- #1ぶらさげる。逆さにしてかける。
- #2旧字は縣に作り、𥄉(きよう)+系。𥄉は首を倒(さかさま)にして懸けた形。系はその紐。縣は懸首の意。〔説文〕九上に「繫(か)くるなり」とあり、すべて懸繫(けんけい)する意に用いる。金文の斉器〔叔夷鐘〕の銘に「其の縣三百」とあるのは、〔𦅫鎛(そはく)〕に「侯氏之れに邑二百又九十又九邑~を易(賜)(たま)ふ」とあるものと、ほぼ匹敵するものと考えられ、古く県は邑を単位とするものであったかと思われる。郡県の郡は、古く氏族国家の首長であった里君の所領地であり、また県は国の直接の支配地であった。ゆえに県・邑は賜与の対象とされた。(字通)
- #3首をさかさにした形で、首を切って見せしめのため、高い所からぶらさげることを示す。(漢字源)
- #4真項