世
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- 世辭
セジ
人の氣に入るやうにいふことば、愛想のよき言葉。
- 世上
セジヤウ
よ、よの中。=世閒。
- 世人
セジン
世閒の人、世の中の人。
- 世塵
せじん
世の中のくだらないこと。わずわらしい事柄。
- 世数
せすう
世代の数。初代、二代目と続くその数。
- 世說
セセツ
書名、劉宋の臨川王劉義慶撰す、三卷、漢晉閒の名士の言行を集め、分ちて三十八門とす。梁の劉孝標の註あり。
- 世染
セセン
世の中のけがれ、うきよの俗事。=世塵・俗塵。
- 世俗
セゾク
よのなか、世のならはし、俗は習俗。
- 世尊
セソン
釋迦牟尼佛の尊稱、世閒、出世閒の人皆尊ぶ義。
- 世尊寺流
セソンジリウ
藤原行成の書風。
- 世帶
セタイ
所帶シヨタイの訛アヤマリ一身に帶ぶるところの財產、轉じて一家のくらし。=家計・生計。
- 世道人心
セダウジンシン
世の中の條理と人の心事と。=風敎。
- 世道
せどう
世の中の道。世の道理。世の中で守るべきところ。
- 世評
セヒヤウ
世閒のうはさ、世上の評判ヒヤウバン
- 世話
セワ
世の中のうはさ、世閒の評判。=世評・風說。
とりもつ、力を添へる、又其のこと。=周旋・斡旋アツセン
世閒の出來事「世話狂言」
- 世亂識忠臣
- 世亂識㆓忠臣㆒
ヨミダレテチユウシンヲシル
世亂れて、人の節義が見アラはれる、故に始めて忠臣たることを知る。
- 世濟其美
- 世濟㆓其美㆒
ヨヨソノビヲナス
後代の人が前代の人の美を成すをいふ。
- 世篤忠貞
- 世篤㆓忠貞㆒
ヨヨチユウテイヲアツクス
代代篤く忠貞の道を行ふ。
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