漢字↑

14画
厭

訓読み
  • 1.いや
  • 2.あ-きる
  • 3.いと-う
  • 4.おさ-える
音読み
  • 1.エン
  • 2.オン
  • 3.ヨウ
  • 4.オウ
成り立ち
漢字構成
  • 1.⿸厂猒
発音
  • 1.yàn
  • 2.yān
表示
  • 1.U+53AD
  • 2.厭
簡体字
異体字
声符「猒」
声符「厭」
関連

説文解字↑

笮（さく）なり、厂に従ひ、猒を聲とす、一に曰く、合なり。

音韻↑

広韻目次：上50琰

IPA
ʔĭɛm
ローマ字
qjemx／ieem
反切
於琰
声母
影
声調
上声
小韻
黶
平水韻
琰
等呼
開口三等韻
韻摂
咸
韻部
鹽A

広韻目次：去55豔

IPA
ʔĭɛm
ローマ字
qjemh／iemm
反切
於豔
声母
影
声調
去声
小韻
厭
平水韻
豔
等呼
開口三等韻
韻摂
咸
韻部
鹽A

広韻目次：入29葉

IPA
ʔĭɛp
ローマ字
qjep／iep
反切
於葉
声母
影
声調
入声
小韻
魘
平水韻
葉
等呼
開口三等韻
韻摂
咸
韻部
鹽A

書体↑

  • 楷書
  • 隷書
  • 行書
  • 草書

厭は犬牲を以て呪禁を施し、清め祓う意。地霊を鎮圧する呪儀。
呪力を以てするを厭といい、重圧を以てするを壓という。#5

参考文献:::厭↑

  • 金革（きんかく）を衽（しとね）とし、死（し）して厭（いと）はざるは、北方（ほっぽう）の強なり、而（しこう）して強者（きょうしゃ）之（こ）れに居（お）る（中庸）
↓↓
漢字索引
あかさたなはまやらわ
いきしちにひみり
うくすつぬふむゆるを
えけせてねへめれ
おこそとのほもよろん
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字通漢字源
注解
*1厂は聖所、猒は犬の肩肉で呪禁のために用いる犬牲、猒を供えて呪力を以て清め祓うのが厭、重圧を以てするを壓（圧）、邪鬼を鎮圧することを魘という。
備考
#1声符は猒（説文解字）
#2厂（かん）＋猒（えん）。厂は聖所。猒は犬の肩肉で厭の初文。猒を供えて祀り、神が満足する意。（字通）
#3厭の中の部分は熊の字の一部と犬とをあわせ、動物のしつこい脂肪の多い肉を示す。しつこい肉は食べあきていやになる。厂印は上からかぶさるがけや重しの石。厭は、食べあきて、上からおさえられた重圧を感じることをあらわす。（漢字源）
#4字通
#5圧項

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