赤穂義士の遺刀を詠ず。
赤城萬古標 炭漆不足論匣中三尺霜 長照烈士魂
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赤城(せきじょう)萬古(ばんこ)の標(ひょう)、炭漆(たんしつ)論ずるに足らず。#1匣中(こうちゅう)三尺(さんじゃく)の霜(そう)、長照(ちょうしょう)烈士(れっし)の魂(こん)。
赤穂の城は万古に亘(わた)って義士の鏡となり、豫譲(よじょう)の故事など及ぶべくもない。箱に納めてある澄みきった三尺の日本刀は、いつまでも烈士の志操を照らすのだ。
永正祐定は刀工の名。 刀は原元辰(はらもとたつ)の所持せしものという。
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