中庸

もとは礼記の一篇。
漢代以後より注解あり、後に二程子、朱子に至って別行、四書の一となる。
学び納めの中庸。

成立時期
  • 1.前453年-前221年#1
分類
  • 1.中国
  • 2.経書

子程子曰く、
(へん)ならざる之れを中と謂ひ、易(かは)らざる之れを庸と謂ふ。
中は天下の正道なり、庸は天下の定理なり。
此の篇は乃ち孔門傳授の心法なり、子思其の久しうして差(たが)はんことを恐る。
故に之れを書に筆して、以て孟子に授く。
其の書始めに一理を言ひ、中ごろ散じて萬事と爲り、末に復た合して一理となる。
之れを放てば則ち六合に彌(わた)り、之れを巻けば則ち密に退蔵(たいぞう)す。
其の味(あぢはひ)窮まり無し、皆な実学なり。
善く読む者、玩索(がんさく)して得ること有らば、則ち終身之れを用ひて尽くすこと能わざる者有らん。

備考
#1戦国時代

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