中
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- 中矩
- クニアタル
- チユウク
- 規則にあてはまる。矩は定木ヂヤウキ
- 中繩
- ジヨウニアタル
- チユウジヨウ
- すみなはにあたる。
- 中央
- チユウアウ
- まんなか。
- 中央銀行
- チユウアウギンカウ
- 内國諸銀行の中心となりて國家經濟を保護する銀行、我が日本銀行の類。
- 中央集權
- チユウアウシフケン
- 國家の政權を中央政府に集め、地方の官吏はただ其の命令を奉行するのみなる義。
- 中央政府
- チユウアウセイフ
- 一國の政を統轄する所、内閣諸官省の稱。
- 中尉
- チユウヰ
- 京師を警護する官、漢武帝の時名を執金吾と改む(漢書、百官公卿表)
- 陸・海軍尉官を大・中・少の三等に分てる其の中位。
- 中陰
- チユウイン
- 人の死後、四十九日の閒の稱、中有を見よ。=中有。
- 中印度
- チユウインド
- 恆河の上流平原、印度の主要部分たる地。=中天竺・中竺。
- 中有
- チユウウ
- 現在と冥途メイドとの中閒の暗き界、人の死後、四十九日の閒の稱。=中陰。
- 中葉
- チユウエフ
- なかごろの世、葉は世。=中世。
- 中賀
- チユウガ
- 賀表には誠懽誠忭頓首頓首の八字を書くべきを文集などには略して此の二字を注するなり。中謝參看。
- 中夏
- チユウカ
- 中は中央、夏は大、支那人が自國を尊稱する語。
- 夏のなかば。
- 中行
- チユウカウ
- 行は道、中正にして過不及なき道。
- 中學
- チユウガク
- 普通の學びかた。
- 中嶽
- チユウガク
- 嵩山をいふ。=中岳。
- 中河失船一壺千金
- 中河失㆑船一壺千金
- チユウカフネヲウシナへバイツコセンキン
- 壺はふくべの類にて價安きもの、されど中流にて難船せし時には、これにすがり生命を濟ふことを得れば實に千金に價すとの義にて、貴賤の常なきに喩ふ(鶡冠子)
- 中閒
- チユウカン
- あひだ、なか。
- なかだち、紹介。
- チユウゲン
- 古、侍サムラヒと小者コモノとの中閒に召使はるる者。
- 中氣
- チユウキ
- 病の名、中風に同じ。
- 中饋
- チユウキ
- 婦人の室中にありて饋食を主る義、よりて妻の稱とす。
- 中貴人
- チユウキジン
- 内臣中の貴幸せらるる者(史、李將軍傳)後世は專ら宦官を用ひて中貴人と爲す。
- 中宮
- チユウキユウ
- チユウグウ
- 皇后の稱。
- 三宮の總稱。
- 中華
- チユウクワ
- 世界の中央に位する文明國、支那人が自國を尊びて稱する語。=中夏。
- 中和
- チユウクワ
- 中正にしてやはらげる性情。
- 程よくして過不及なし。
- ちゅうわ
- 中正にして調和がとれている。
- 中外
- チユウグワイ
- 朝廷の内とそとと。
- 國内と外國と。
- ちゅうがい
- 内外。
- 中懷
- チユウクワイ
- こころのうち。=中襟・中情。
- 中和節
- チユウクワセツ
- 陰曆二月一日の稱。
- 中浣
- チユウクワン
- 月の十一日より二十日までの閒の稱。三浣(二六頁四段)を見よ。=中旬・中澣。
- 中澣
- チユウクワン
- 前條に同じ(中浣)。
- 中官
- チユウクワン
- 宮中に奉仕する役人、男勢を去りし宦者クワンジヤを以て之に任ず。=中人・宦官。
- 中軍
- チユウグン
- 上軍・中軍・下軍の三軍中、中軍の兵最も精銳なり、故に又、中堅ともいふ。
- 中帬
- チユウクン
- はだぎ。
- 中經
- チユウケイ
- 詩經・周禮・儀禮の稱(隋書、選擧志)大經は禮記・春秋左氏傳、小經は易經・書經・公羊傳・穀梁傳。
- 中啓
- チユウケイ
- 親骨の上端を外へそらしたる扇子、たたみてもなかば啓きしやうに見ゆる故。=折腰扇。
- 中扃外閉
- チユウケイグワイへイ
- 扃は閉、心中の欲を外に出さず、外部の邪惡を心中に入れず。
- 中涓
- チユウケン
- 禁中の掃除役にて天子の左右に親近する者、中は禁中、涓は淸潔。=中謁者。
- 中元
- チユウゲン
- 陰曆七月十五日。=盂蘭盆。三元(二七頁二段)を見よ。
- 中原
- チユウゲン
- 國の中央部。=中國・天下。
- 中堅
- チユウケン
- 大將の本陣、中軍は大將の在る所にして、最も堅固なればいふ。
- 中權後勁
- チユウケンコウケイ
- 中軍と後殿と、中軍は謀を制し、後殿は精兵を用ひて勁ツヨきが故にいふ(左、宣十二)
- 中原之鹿
- チユウゲンノロク
- 中原は天下の義、鹿は帝位に喩ふ。
- 中午
- チユウゴ
- まひる、日が正しく午卽ち正南に達せし時。=正午。
- 中古
- チユウコ
- なかむかし、上古と近古との中閒。
- 中興
- チユウコウ
- 一旦衰へたる世の再び盛んに興る運に中アタる。
- 中冓之言
- チユウコウノユトバ
- 宮中深奧の處の隱祕猥褻の言。
- 中國
- チユウゴク
- 世界の中央に在る國の義にて、支那人が自國をほこり稱する語。
- 山陽道の異稱、又、山陰・山陽兩道の總稱。
- 中佐
- チユウサ
- 陸・海軍の佐官を大・中・少の三等に分ちし中位のもの。
- 中座
- チユウザ
- 事のなかばにて席を退く。
- 中材
- チユウサイ
- 中等のはたらき、なみなみの才。=中才。
- 中歲
- チユウサイ
- 豐年と凶年との閒にある歲。
- 壯丁のとしごろ。
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