- 注解
- *1伐は左傳に、罪を聲ナラしてうつを伐といふとあり、征伐と連用すれば、上より下をうつなり、左傳に、師に鐘鼓あるを伐といひ、無きを侵といふとあり。
- *2征は上より下の罪をとがめうつなり。孟子「征者上伐㆑下也」
- *3討は罪をいひたてて討つなり。書經「天討㆓有罪㆒」以上の三字は、戰ひて敵をうつに用ふ。
- *4擊は手或(あるい)は物にてつよくうつなり。史記「拔㆑劍擊㆑柱」北史「以㆓瓦石㆒擊㆓打公門㆒」又、敵をうち、仇をうつにも用ふ。
- *5打は擊也と註す、用法廣し、又、何の義もなく用ふることあり、打聽・打睡等の如し、猶ほ國語に「うちぎき」「うちふす」といふが如し。
- *6撲は小擊也、ぼとぼとと打ち當る義。「雪撲㆑衣」「撲㆑螢」の類。
- *7拍は手のひら又は拍板ヒヤウシギの類をうつなり。
- *8搏は拍に同じ、ただ搏は手に力を入れてうつなり。
- *9拊は輕く物に當ててうつなり。書經「搏㆓拊琴瑟㆒」
- *10撻は鉦鼓をうつなり。撻・扑・捶の三字は「むちうつ」と訓む、刑罰の時、杖にてうつなり。
- *11毆は杖にて人をたたくなり。說文「毆捶㆓擊物㆒也」


 う-つ
う-つ 会意
会意





 (さい)を多く列ねる意。祝禱のとき、その器を殴って、祈ることの成就を責める。その祈る声を
(さい)を多く列ねる意。祝禱のとき、その器を殴って、祈ることの成就を責める。その祈る声を