上
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- 上杉謙信

うえすぎけんしん
戦国大名。越後の龍。武名轟き毘沙門天の化身とも称せらる。敵対する武田信玄の苦境を助けた「敵に塩を送る」の故事は有名。
- 上求材臣殘木

- 上求㆑材臣殘㆑木
カミザイヲモトムレバシンハキヲソコナフ
上の者、小材を求むれば、臣民は其の意を迎へて大木を濫伐するに至る義。
- 上之所好下必甚焉

- 上之所㆑好下必甚㆑焉
カミノコノムトコロシモカナラズコレヨリハナハダシ
上の人の好む所ろの者は下下は一層好むやうになる。
- 上用目則下飾觀

- 上用㆑目則下飾㆑觀
カミメヲモチフレバシモクワンヲカザル
上の者、明察に過ぐるときは、下の者は其の行をかざる、故に其の眞を察知すること能はざる義。
- 上衣

ジヤウイ
うはぎ、表面に著る衣服。
- 上醫

ジヤウイ
すぐれたる醫。
- 上意

ジヤウイ
君の御心、天子の御意。
朝廷カミの趣意。
- 上游

ジヤウイウ
水かみ、又、水の上流に在る地。=上流。
- 上院

ジヤウヰン
國會の二院制の一、下院の對。=貴族院。
- 上雨

ジヤウウ
よき潤ウルホヒの雨。=澍雨・時雨。
あまもり。次條を見よ(上雨旁風)。
- 上雨旁風

ジヤウウバウフウ
上は雨もり、旁は風吹き入る破屋。
- 上謁

ジヤウエツ
名刺を上タテマツりて見えんことを求む、謁は今の名刺。
- 上葉

ジヤウエフ
むかしの時代。=上世。
- 上苑

ジヤウヱン
天子の庭園。=上林。
- 上援下推

ジヤウエンカスヰ
上に在る者は我を官にひきあげ、下に在る者は我を官に薦む。
- 上下

ジヤウカ
かみとしもと。
天と地と。
君と臣と(周禮、訓方氏、注)
のぼるとくだると。
カミシモ
裃。
ジヤウゲ
乘物にて往復する、ゆきかへり。
しょうか
じょうげ
上と下。天地。
- 上界

ジヤウカイ
佛陀の居所、天上界。下界の對。
- 上交

ジヤウカウ
目上の人とつきあふ。
親しきまじはり。=親交。
- 上考

ジヤウカウ
官吏の成績勤惰をしらべて上・中・下に分ちたる其の上の成績(唐書)
- 上校

ジヤウカウ
現今の支那海陸軍の將校の名、我が大佐に當る。
- 上爻

ジヤウカウ
易の卦の最上段の稱、爻は易の卦の六つの畫段の稱。
- 上客

ジヤウカク
上等の賓客。=上賓・尊客。
- 上格

ジヤウカク
すぐれたる資格、上等の格式。
- 上下有序民則不慢

- 上下有㆑序民則不㆑慢
シヤウカジヨアレバタミマンセズ
上下の秩序正しきときは、民怠慢せず(國語)
- 上下動

ジヤウカドウ
地文學上、地震のゆれ方の縱タテなるもの、震源地に起る現象、水平動(橫のゆれ)の對。
- 上甲

ジヤウカフ
ついたち、甲は始。=上日。
- 上氣

ジヤウキ
のぼせ、のぼせる、逆上。=上衝。
- 上喜撰

ジヤウキセン
宇治の製茶の名。
- 上級

ジヤウキフ
うへのだん、上の階級。
うへのくみ「上級生」
- 上京

ジヤウキヤウ
ジヤウケイ
帝京をいふ。
京ミヤコに上る、馬祖常の詩に「丁卯上京四絶」あり。
- 上愚

ジヤウグ
甚だしき愚人。=下愚。
- 上皇

ジヤウクワウ
ジヤウワウ
天帝。=上帝。
上古の帝王。
讓位せられたる帝王。
- 上官

ジヤウクワン
うはやく、上級の官吏。=上司。
- 上浣

ジヤウクワン
月の一日より十日までの閒の稱、浣は沐浴なり、唐の制、朝臣十日毎に、一度暇を給りて休浴す、浣は澣に同じ。=上澣。
- 上澣

ジヤウクワン
前條に同じ(上浣)。=上旬。
- 上計

ジヤウケイ
すぐれたるはかりごと。=上策。
漢代の制、郡國毎歲使を京師に遣して會計簿を進むるをいふ。
- 上刑

ジヤウケイ
最も重きおきて。=極刑・重刑。
- 上卿

ジヤウケイ
卿の上級の者。
大臣又は大中納言などが、臨時に宮中の公事を奉行することを命ぜられたる者の稱。
朝廷の議事の首座となる者。
- 上啓

ジヤウケイ
上に申し上げる。=上書。
- 上下兩院

ジヤウゲリヤウヰン
上院と下院、卽ち貴族院と衆議院と。
- 上件

ジヤウケン
かみのくだり、前に在りし事柄。
- 上元

ジヤウゲン
陰曆正月十五日。=元宵・元夕・燈節。三元參看。
- 上賢

ジヤウケン
すぐれてまさりたるもの。
ケンヲタフトブ
賢人をたふとぶ。
- 上弦

ジヤウゲン
陰曆八九日頃の半圓形の月。
- 上憲

ジヤウケン
上のおきて。
- 上玄

ジヤウゲン
天のかみ。
- 上元日

ジヤウゲンニチ
前條に同じ(上元)。
- 上戶

ジヤウコ
ジヤウゴ
酒を多く飮む人。=酒豪・戶大。
- 上午

ジヤウゴ
晨シノノメより正午以前の時閒、今は夜半一時より正午に至る閒をいふ。=午前。
- 上古

ジヤウコ
おほむかし。=太古。
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