上
- 上僭
ジヤウセン
下位の者が僭越にして上位の者の眞似をする。
- 上訴
ジヤウソ
上にうつたへる。
- 上疏
ジヤウソ
上に書をたてまつる、又、其の文書。=上表。
- 上奏
ジヤウソウ
天子に申し上げる。
- 上層
ジヤウソウ
上の段、上のかさなり。
- 上足
ジヤウソク
高弟に同じ。=高足弟子。
- 上蔟
ジヤウゾク
- 上尊
ジヤウソン
上等の酒、又人より贈られし酒をいふ、尊は樽。
上に在りてたふとし。
- 上代
ジヤウダイ
おほむかし、上古の代。=上古。
- 上大人
ジヤウタイジン
大人に上るといふ義。
- 上黨之國
ジヤウタウノクニ
中國の稱、黨は所。
上黨は戰國の韓の地名、秦、上黨郡を置く、今の山西省冀寧道の南部の地、其の地極めて高く天と黨を爲すが故に名づくといふ。
- 上達
ジヤウタツ
高明の道にすすむ。
- 上段
ジヤウダン
上の段、高き段。家の中にて床を一段高く造りたる室。「上段の閒マ」
劍術にて劍を高く頭上に振りかざす身構への稱。
- 上知
ジヤウチ
聖人をいふ。次條を見よ(上知與下愚不移)。=上智。
- 上知與下愚不移
- 上知與㆓下愚㆒不㆑移
ジヤウチトカグトハウツラズ
生れながらにして知る者と、至りて愚なる者とは、如何に敎育すとも、移し易ふべからず、孔子の語(論、陽貨)
- 上池之水
ジヤウチノミヅ
未だ地に至らざる露、又、竹木の上の水の類、之を取りて藥に和して飮ます。
- 上長官
ジヤウチヤウクワン
陸海軍の佐官、(大佐・中佐・少佐)の稱。
- 上中下
ジヤウチユウゲ
三等の別ある義。
- 上丁
ジヤウテイ
二月の上の丁ヒノトの日にて孔子の祭日。
- 上帝
ジヤウテイ
天の神、造物主、天帝。
天子の稱。
上古の帝王。
- 上聽
ジヤウテイ
天子のおきき。=上聞。
- 上天
ジヤウテン
そら、あめ。=天空。
天帝
冬の天。
天にのぼる。=昇天。
- 上田
ジヤウデン
上等の田地、地味の肥えて收穫多き田。
- 上途
ジヤウト
たびだち、門出、出發。
- 上騰
ジヤウトウ
上にのぼる。
- 上棟
ジヤウトウ
むねあげ。「上棟式」
- 上冬
ジヤウトウ
ふゆ三箇月の上の月、陰曆十月の稱。=孟冬マウトウ
- 上棟下宇
ジヤウトウカウ
- 上等兵
ジヤウトウヘイ
兵卒を上等・一等・二等の三つに分けたる其の第一位。
- 上東門
ジヤウトウモン
洛陽の城門の名。
- 上德
ジヤウトク
太古、盛德ありて名號のなき君、又、最上の德。次條を見よ(上德不德)。
- 上德不德
- 上德不㆑德
ジヤウトクハトクトセズ
最上の德ある者は德あるも誇らざる義。
- 上頓
ジヤウトン
大に酒を飮む。=上戶。
- 上納
ジヤウナフ
租稅などを官に納める。=納上。
- 上人
シヤウニン
智德ありて人の上に在る僧の尊稱。=聖人シヤウニン
法眼に次ぐ僧位の名、法橋ホツケウに當る。
ジヤウ二ン
氣立よき人、善人。
- 上馬
ジヤウバ
上等の馬。=上駟。
馬に乘る。
- 上輩
ジヤウハイ
めうへの人、己より上に立つともがら。=先輩。
- 上方
ジヤウハウ
うへのかた、天上。
山寺。
天子の御物を作り又之を藏する官署。=尙方。
カミガタ
畿内地方の稱。=上國。
- 上報
ジヤウハウ
君主の恩に報ゆ。
- 上膊
ジヤウハク
二のうで、かひな、うでの肩から臂ヒヂまでの稱。下膊(臂から腕首まで)の對。
- 上馬杯
ジヤウバハイ
馬に乘りて出立する時、勸める酒。
- 上番
ジヤウバン
唐人の方言、第一番の義。
- 上半
ジヤウハン
二つに分けたる上の半分。「上半月」
- 上平
ジヤウヒヤウ
平は四聲の一、平聲三十韻を分ちて上平・下平とす、上平は東・冬・江・支・微・魚・虞・齊・佳・灰・眞・文・元・寒・删の十五韻をいふ。
- 上賓
ジヤウヒン
上席に就くべき貴客。
飛びて天に昇る。
帝王の死をいふ。
- 上品
ジヤウヒン
人・物の品がらよきをいふ。
- 上部
ジヤウブ
うへの部分。
- 上布
ジヤウフ
上等の麻織物。
- 上風
ジヤウフウ
かざかみ。
- 上文
ジヤウブン
前に陳べたる文言。=前文。