- 注解
- *1余は手術刀の形で治療の方法、その針で膿漿(のうしょう)を去って舟(盤)に移すことを艅という。艅は兪の初文。
- *2余は膿血などを除く治療用の針、これを祝祷の器である(さい)に加えてその呪能を無力にすることを舍(捨)、神の陟降する聖地に刺して埋蠱(まいこ)のような呪法を無力にし清めることを除、道路に刺して修祓するを途、これによって安らかとなるを徐という。
- *3周禮、地官「其余聚以待㆓頒賜㆒」
- 備考
- #1声符は舍(説文解字)
- #2スコップで土を押し広げるさま+八印(分散させる)で、舒(じょ)の原字。(漢字源)
- #3把手(とって)のある細い手術刀で治療の方法を示し、他は仮借の義。卜文に王子中の一人に艅・余というものがあり、また我というものもあって、もと身分称号的な語であったらしい。(字通)
- #4字通
- #5字通
- #6韻字「魚」