- 注解
- *1侮は人を輕んじなぶる義、慢易なり。孝經「治㆑國者、不三敢侮㆓於鰥寡㆒」
- *2慢はじだらくにして、何とも思はざる義、暴慢・怠慢と連用す、侮より甚し、相手なくとも放肆にして、じだらくなるは慢なり。
- *3易は心やすくあひしらふなり。
- *4史、淮陰侯傳「淮陰少年有㆓侮㆑信者㆒」
- *5左、昭元「不㆑侮㆓鰥寡㆒」
- 備考
- #1侮(あなど)る。軽侮する。
- #2声符は毎(説文解字)
- #3声符は毎(まい)。毎に昏昧の意があり、毎々は昏々の意。(字通)
- #4人+音符毎。見えない→認めない、目にもとめないの意を含む。毎は母と同じく、子をうむ母親をあらわす。ここでは侮の音を示すのみで、母の意に関係はない。(漢字源)
- #5字源
- #6韻字「虞」