- 注解
- *1僅は少也と註す「ちっとばかり」と譯す。歐文に「學僅僅知㆓章句㆒」とあり、又、ちかしと訓み、近と通ず。晉書に「戰所㆓殺害㆒、僅㆓十萬人㆒」とあり。
- *2纔は纔始と連用す、染色の一入ヒトシホをいふ、幾入も染る、其の初めに、ちょつと藍に入れたる義なり「入㆑春纔七日、離㆑家已三年」は春に入りて日なほ淺く、やっと七日になりしとなり。
- *3劣は弱也、少也と註す、助辭として「僅僅不㆑足之辭」と註す、優の反にて、常なみの所に及ばぬをいふ。
- *4才・財・裁の三字、音義共に纔に通ず。近思錄「自㆓孟子㆒而後、能將㆓許大見識㆒尋求者、才見㆓此人㆒」
- *5才・財・裁の三字、音義共に纔に通ず。衍義補「上達者財十二耳」
- *6才・財・裁の三字、音義共に纔に通ず。後漢紀「妻子衣食裁足而已」
- 備考
- #1声符は毚(説文解字)
- #2字源