漢字↑

9画常用漢字

常用音訓
  • 1.シン
  • 2.おか-す
音読み
  • 1.シン
成り立ち
  • 1.形声#1
  • 2.会意形声#2
漢字構成
  • 1.⿰亻𠬶
発音
  • 1.qīn
表示
  • 1.U+4FB5
  • 2.侵
部首
通仮字
異体字
声符「侵」
同訓異義
関連
侵の熟語

字源↑

シン#5

  • 1.をかす(漸進)次第に入りこみてかすめる。
  • 2.けづる(朘削)
  • 3.やぶる()害する、迫まる。
  • 4.不意に敵をうつ。
  • 5.すすむ(
  • 6.わざはひ。
  • 7.みのらず(歲凶)五糓登ミノらざるを大侵といふ。
  • 8.やうやく(に作る同じ。
  • 9.やや(

シン#6

  • 1.たけひくし(短小)みにくし、容貌揚アガらず。*6に作る、同じ。

説文解字↑

(ようや)く進むなり、に従ひ、(ゆう)もてを持つ、の進むが若(ごと)し、又は手なり。

音韻↑

広韻目次:下平21侵

IPA
tsʰĭĕm
ローマ字
chim/cim
反切
声母
声調
平声
小韻
平水韻
等呼
開口三等韻
韻摂
韻部
侵A

書体↑

  • 楷書
  • 隷書
  • 行書
  • 草書

参考文献:::侵↑

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字通漢字源
注解
*1侵は漸進也と註す、いつとは無しに、ひそかにをかす意なり、軍に鐘鼓なく、しのびて國を伐つを侵といふ。
*2犯は獸などの人の田畑をふみあらす如く、むやみに他領にふみ入る意、犯上・犯顏・犯法などと用ふ。
*3干は求也、犯也、此の方よりかまはずに、犯し入る義、權門などへとり入り仕宦等を求むるを、干請といふ。
*4冒は說文に「蒙而進也」とあり、何にても首に物を被りて進む義、綿帽子を絮冒といふ、冒雪・冒矢石などと用ふ、他の姓を稱するを冒姓といふ。史記「靑冒姓、爲衞氏」註に、冒は假稱するを謂ふ、人首の覆冒あるが若しとあり。
*5帚は香り酒をそそいで廟中を清める玉ははき、その(ほうき)をもつ形が𠬶、そのことに一家の主婦としてあたるのが婦、その廟屋が寑(𡨦)、その寝臥のところが寢(寝)、その寝臥中に夢魔にうなされるのが㝲、清め祓われてその気が次第に浸透するのが浸・祲・侵。
*6漢書、田蚡傳「貌侵而體弱」
備考
#1声符は𠬶(しん)。𠬶(ほうき)をもつ形。帚は帚をもって酒気などをそそぎ、清め祓う意。その気が儀場に次第に浸透することをといい、といい、侵という。(字通)
#2原字はもと、帚(ソウ)手でほうきを持ってはくさまと又手の形との会意文字で、ほうきで狭いすみまではいりこんではくことを示す。(漢字源)
#3字源
#4字通
#5韻字「侵」
#6韻字「寢」

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