- 注解
- *1廌(𢊁)は羊神判に用いられる神羊、その神判の勝訴を以て神羊の胸に心字形の文彩を施し慶ぶのが慶、その神判の敗訴を以て神羊と共に人を水に投棄し廃するのが法(灋)。
- 備考
- #1法(のり)。規則。決まり。定め。
- #2法(のっと)る。規則に従う。規範とする。
- #3正字は灋に作り、水+廌(たい)+去(きょ)。廌は神判に用いる神羊の形。去は大人の正面形+𠙴(きょ)蓋を外した自己盟誓の器。敗訴者の盟誓は、虚偽として蓋をとり去って無効とされ、その人(大)と、また神羊もともに水に投棄され、すべて廃される。金文に灋を廃の意に用いる。法はその廌を省いた簡略字。(字通)
- #4もと「水+しかと馬に似た珍しい獣の姿+去ひっこめる」で、池の中の島に珍獣をおしこめて、外に出られないようにしたさま。珍獣はそのわくの中では自由だが、そのわく外には出られない。ひろくそのような、生活にはめられたわくをいう。(漢字源)
- #5字通