- 注解
- *1糸たばの形が糸、より合わすを糾、糾合(きゅうごう)して絲、拗(ねじ)て幼。
- 備考
- #1旧字は絲に作り、二糸(べき)に従う。糸は糸たばの形。卜文に、桑の葉の上に蚕をかくものがあり、また「蠶示(さんじ)」としてその神を祀ることが行われた。〔礼記、祭義〕に、王后の親蚕、また蚕室の儀礼のことなどがしるされている。神衣はその糸で作られ、祭服を「絲衣」という。金文に絲を「絲(こ)の」の義に用いるものがあり、茲と声近く通用したのであろう。(字通)
- #2絲は、糸ベキを二つ並べたもので、よりいとのこと。いま、ベキ(糸)をシ(絲)の略字に使って、シと読む。小さく細かい意を含む。(漢字源)
- #3字通