- 備考
- #1須(すべから)く~すべし。ぜひ~することをのぞむ。
- #2面の毛なり、頁に従ひ、彡に従ふ、凡そ須の屬は皆な須に従ふ。(説文解字)
- #3頁(けつ)+彡(さん)。頁は儀礼を行うときの人の形。彡はひげ。金文の盨の字形からみると、彡は顔に密着しており、全体を象形とみてもよい字である。〔礼記、喪大記〕に「小臣葬儀役手を爪きり、須(ひげ)を剪(き)る」とあって、面の毛を剃ることをいう。須を他の意に用いるものは、すべて音の仮借による通用である。(字通)
- #4もと、あごひげの垂れた老人を描いた象形文字。のち「彡ひげ+頁あたま」で、しっとりとしたひげのこと。柔らかくしめって、きびきびと動かぬ意から、しぶる、じっとたってまつの意となり、他者を頼りにして期待する、必要としてまちうけるなどの意となった。(漢字源)