- 注解
- *1伺は偵なり、察なり、ひそかに探りうかがふなり、覗に同じ。
- *2窺はのぞき見る「管中窺㆑豹」の如し、闚に同じ。
- *3偵はひそかにさぐり伺ふ「探偵」「偵察」と熟す。
- *4候はまちをりて様子を望む義「斥候」と熟す。
- *5狙はねらひをつけるなり、「狙擊」と熟す。
- *6瞯は視なり、覘なり、すきまより見るなり、窺に近し、覵に同じ「王使㆔人瞯㆓夫子㆒」の如し。
- *7司は祝祷の器である(さい)を啓(ひら)いて神意を伺いみること、それを人事に移して伺といい、また覗という。詞は神に訴え申す言葉、祠は祝告を主とする祭祀をいい、嗣続(しぞく)の大事を以て神意を問うものを嗣という。
- *8我國のみに通用せる訓義
- 備考
- #1又、覗に作る(字源)
- #2声符は司
- #3声符は司(し)。司は祝祷の器を啓(ひら)いて、神意を伺う意。伺は祝祷して神意を伺うこと。(字通)
- #4人+音符司。司の上部は人の字の変形、下の口は穴で、狭い穴からのぞくこと。伺は狭い穴からのぞく動作を示す。(漢字源)
- #5字源
- #6字通
- #7韻字「寘」