功名遂げずして空しく歳を迎え、脾肉の嘆(ひにくのたん)に勝(た)えざる意を述べる。
今朝二十七春風 吹入舊叢花復紅豈莫三分割據略 英雄不顧草廬中
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今朝(こんちょう)二十七春風(しゅんぷう)、吹(ふ)いて入(い)る舊叢(きゅうそう)花(はな)復(ま)た紅(くれない)なり。豈(あ)に莫(な)からんや三分(さんぶん)割據(かっきょ)の略(りゃく)、英雄(えいゆう)顧(かへり)みず草廬(そうろ)の中(うち)。#1
今朝(けさ)春風の訪れと共に二十七となった、古き草木も風と共に紅の花を咲かせている。自分には三分割拠の大略が在るのだが、我が草廬(そうろ)を訪れる英雄が居ない。
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