雨後の晴景(せいけい)について所感を述べる。
坐憶天公洗世塵 雨過四望更淸新光風霽月今猶在 唯缺胸中洒落人
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坐(そぞ)ろに憶(おも)ふ天公(てんこう)世塵(せじん)を洗(あら)ふを、雨(あめ)過(す)ぎて四望(しぼう)更(さら)に清新(せいしん)。光風霽月(こうふうせいげつ)今(いま)猶(な)ほ在(あ)り、唯(ただ)缺(か)く胸中(きょうちゅう)洒落(しゃらく)の人(ひと)。
ふと思う天が世塵を洗い流してくれていると、雨後の世界はなんとも清々しい。光風霽月の情景は今も変わることなく在るのに、胸中洒落の人が見当たらないのはどうしたことだろう。
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