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  • 1.晉王導字茂宏。光禄大夫覧之孫。
  • 2.少有風鑒。識量清遠。
  • 3.陳留高士張公。見而奇之。謂其從兄敦曰。
  • 4.此兒容貌志氣。將相之器也。
  • 5.元帝為琅邪王。與導素相親善。
  • 6.導知天下已亂。遂傾心推奉。潜有興復之志
  • 7.帝亦雅相器重。
  • 8.帝出鎮下邳。請導為安東司馬。軍謀密策。知無為。
  • 9.帝常謂曰。
  • 10.卿吾之蕭何也。
  • 11.遷中書監。録尚書事
  • 12.帝登尊號。百官陪列。
  • 13.導升御床共坐。
  • 14.導固辭曰。
  • 15.若太陽下同萬物。蒼生何由仰照。
  • 16.帝乃止。
  • 17.位司空
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  • 1.晋の王導(おうどう)、字は茂弘(もこう)光禄大夫(こうろくたいふ)(らん)の孫(そん)なり。
  • 2.(わか)くして風鑑(ふうかん)有り、識量(しきりょう)清遠(せいえん)なり。
  • 3.陳留(ちんりゅう)高士(こうし)張公(ちょうこう)、見て之を(き)とし、其の従兄(じゅうけい)(とん)に謂ひて曰く、
  • 4.此の兒(じ)、容貌志気、将相(しょうそう)の器なり、と。
  • 5.元帝(げんてい)、琅邪王(ろうやおう)(た)り、導(どう)(もと)より相ひ親しみ善し。
  • 6.(どう)、天下の已(すで)に乱るるを知り、遂に心を傾けて推奉(すいほう)し、(ひそか)興復(こうふく)の志有り。
  • 7.帝、亦た(もと)より相ひ器重(きちょう)す。
  • 8.帝、出でて下邳(かひ)(ちん)するに会ひ、導(どう)を請ひて安東(あんとう)司馬(しば)と為し、軍謀(ぐんぼう)密策(みっさく)、知りて為さざるは無し。
  • 9.帝、常に謂ひて曰く、
  • 10.(けい)は、吾の蕭何(しょうか)なり、と。
  • 11.中書監(ちゅうしょかん)録尚書事(ろくしょうしょじ)累遷(るいせん)す。
  • 12.帝、尊號(そんごう)に登るに及び、百官陪列(ばいれつ)す。
  • 13.(どう)に命じ御床(ぎょしょう)(のぼ)り共に坐せしめんとす。
  • 14.(どう)、固辞して曰く、
  • 15.(も)し太陽下りて万物に同じうせば、蒼生(そうせい)何に由りて(しょう)を仰がん、と。
  • 16.帝、乃ち止む。
  • 17.位を司空(しくう)に進む。
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  • 1.晋の王導(おうどう)、字は茂弘(もこう)、光禄大夫(こうろくたいふ)・王覧の子孫である。
  • 2.若くして人物眼に優れ、識見器量ともに人の及ばぬものがあった。
  • 3.陳留(ちんりゅう)の名士であった張公(ちょうこう)は、見(まみ)えて人物と認め、その従兄(いとこ)である王敦に嘆じて言った。
  • 4.この子の容貌志気は将相(しょうそう)の器である、と。
  • 5.元帝が琅邪王(ろうやおう)であった時、王導と互いによく親しみ交わっていた。
  • 6.王導は晋の滅亡と乱世の到来を察知すると、遂に心を傾けて元帝を推戴し、ひそかに晋朝の復権を志した。
  • 7.元帝もまた王導を信頼し重んじた。
  • 8.元帝は安東将軍として下邳に赴任すると、王導を招聘して安東司馬に任じ、あらゆる計画を王導に計り実行させた。
  • 9.元帝は常に語って言った。
  • 10.貴方は私の蕭何(しょうか)である、と。
  • 11.中書監、録尚書事に累進した。
  • 12.元帝が天子の位に上るに及び、諸臣が位に従って列座した。
  • 13.王導に命じ、玉座に登らせて共に座らせようとした。
  • 14.王導は固辞して言った。
  • 15.もし太陽が下って万物と同じ位置にいたとすれば、人々はどのようにして照(しょう)を仰げばよいのでしょうか、と。
  • 16.元帝はすなわち止めた。
  • 17.位は司空に進んだ。

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