- 注解
- *1備は多くの事物の悉くそなはる義。百行備・文武兼備の如し、轉じてあらかじめ用意して、そなへ置く義にも用ふ、備㆓不虞㆒の如し。
- *2具はもと器具の具なり、事物の全くして缺けざる義に用ふ。
- *3供は用に立つる義、そなへものにするなり。左傳「王祭不㆑供」
- *4器の備具するを具、人の備わるを倶という。
- 備考
- #1貝+廾(きょう)。廾は両手。貝はもと鼎の形に作り、両手で鼎を奉ずる象。犠牲などの具備する意。儀礼のときの彝器(いき)鼎実鼎の中実の備わることを具といった。その数などに定めがあり、その備わることを備具という。(字通)
- #2上部は鼎の形、下部に両手を添えて、食物を鼎にそろえてさし出すさまを示す。(漢字源)
- #3字源
- #4字通