- 注解
- *1𠂤は廟や軍社に祀る祭肉、それを携えて軍行する軍団が師、その肉を分与して部隊を派遣するのが遣、派遣し追撃するのが追、𠂤を奉じて凱旋するのが歸(帰)、𠂤を安置するため駐留地に設けた屋舎が官、そこが将軍の居るところで館という。
- 備考
- #1声符は帀(説文解字)
- #2𠂤(し)+帀(し)。𠂤は軍が出行するとき、軍社に祀った脤肉(しんにく)の象形。将軍はこの祭肉を携えて出行する。帀は帀(そう)めぐるとは別の字で、把手のある曲刀の刃部に、血止めの叉枝を加えている形で、肉切りの庖丁の類。脤肉(しんにく)をこれで切りとって携行する意で、師旅の意となる。師長が軍職を退いたのち、氏族子弟の教育にあたり、教学や軍楽のことを教えたので、教学・音楽は師氏の職掌とされた。(字通)
- #3𠂤集団+帀ぐるぐる回る。あまねく、人々を集めた大集団のこと。(漢字源)
- #4字通