漢字↑

4画/雲の古字(古文)/人名用漢字

訓読み
  • 1.い-う
  • 2.ここ-に
音読み
  • 1.ウン
成り立ち
漢字構成
  • 1.⿱二厶
発音
  • 1.yún
表示
  • 1.U+4E91
  • 2.云
部首
異体字
繁体字
声符「云」
同訓異義
云の熟語

字源↑

ウン#5

  • 1.いふ()いはく(
  • 2.これ、ここに、發語辭、又、無意味の助辭。*6
  • 3.うはさに聞く、俗語の何何する由ヨシに當る。*7
  • 4.他人の言を引きて述ぶるに用ふ。*8
  • 5.めぐる(運動)*9
  • 6.くも、の古字。
  • 7.かへる(
  • 8.紛云は興る貌。*10=紛紜。
  • 9.云云は多く盛んなる貌=芸芸。又、言葉を省きていふ時に用ふ、しかじか。

解字↑

雲の古字、雲は雨をふらす、故に後に雨を加ふ、人言を發すれば氣を出すこと雲に似たり、故に轉じて曰イフの義とす。(字源)

音韻↑

広韻目次:上平20文

IPA
ĭuən
ローマ字
yon/hiun
反切
声母
声調
平声
小韻
平水韻
等呼
合口三等韻
韻摂
韻部

書体↑

  • 楷書
  • 隷書
  • 行書
  • 草書

参考文献:::云↑

  • 詩に(いは)く、(とび)(と)んで(てん)に(いた)り、(うお)(ふち)に(おど)ると(中庸
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字通漢字源
注解
*1云・曰の二字は義略々(ほぼ)同じ、正字通にも、「云與曰、音別義同、凡經史曰通作云」とあり、但し云は、意稍輕く、曰は稍重し、云の字、文の終におきて「誰氏云」との如く結ぶことあり、これは誰が此の如く云へりとの意なり、かかる所に、曰の字を用ふることなし。
*2云は、意稍輕く、曰は稍重し
*3言・謂の二字は義略々(ほぼ)同じ、言は心に思ふ所を、口に述ぶるなり、言論・言說などと熟す。
*4謂は、報也、告也と註す、人に對して言ふなり、「子謂顏淵曰」の如し、又、人に對して言ふにあらずして、其の人を評して言ふにも用ふ。「子謂子賤」の如し、又謂は「おもへらく」とも訓む、心に思ふことは、必ず口にあらはるればなり。
*5道は言と同じ、ただ言は、多く實用にして重く、道は虛用にして輕し、孟子に「道性善、言必稱堯舜」の如し。
*6詩、小雅「伊誰云憎」
*7柳宗元、種樹郭橐駝傳「捨其名自謂橐駝云」
*8論、子罕「牢曰、子云吾不試故藝」
*9管子、戒「四時云下而萬物化」
*10漢書、司馬相如傳「威武紛云」
備考
#1云は雲の回轉形に象る。(説文解字)
#2雲の形。卜文の字形は、竜が雲中に頭をかくし、その巻いた尾が下にあらわれている形に作る。(字通)
#3息や空気が曲折してたちあがるさま。(漢字源)
#4字源
#5韻字「文」

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