- 備考
- #1勿(なか)れ。禁止の語。~する勿れは、~するな。
- #2勿(な)し。否定の語。~しない。
- #3州里の建つる所の旗なり、其の柄の三游有るに象る、雑帛(ざっぱく)幅半ば異なり、民を趣(うなが)す所以なり、故に遽(には)かなるを勿勿(ふつふつ)と稱す、凡そ勿の屬は皆な勿に従ふ。(説文解字)
- #4弓体に呪飾をつけた形。卜文は弓体を主とする弾弦の象で弾㱾(だんがい)を行う意。これによって邪悪を祓うものであるから、禁止の意となる。金文は耒(すき)で土を撥(は)ねる形で仮借、説文は氏族標識の旗と解し、これにも呪禁の意がある。(字通)
- #5さまざまな色の吹き流しの旗を描いたもの。色が乱れてよくわからない意を示す。(漢字源)