- 備考
- #1喬(たか)。高い。すぐれて立派。転じて、喬勢(きょうせい)のように見せかけだけの驕(おご)り高ぶる様をいう。
- #2声符は高(説文解字)
- #3夭(よう)+高(こう)。卜文・金文の字形に、アーチ状の門を示す高の上に、呪飾として表木を立てたものがあり、いわば桙立(ほこたて)をした建物である。そこに神を迎え、悪邪の出入を呵止(かし)する楼門の象であろう。下に祝詞の器である(さい)をおくことは高と同じ。喬は高の上に呪飾を樹てて、神明の降臨を求める意。みだりに神明にこと寄せるのは、驕慢の行為とされたのであろう。そのような神威をかりて驕ることを憍という。(字通)
- #4高の字の上に、先端の曲がったしるしを加えた字で、上部が曲線をなしてたかいこと。また、「夭まがる+音符高」の会意兼形声文字と考えてもよい。(漢字源)