高の漢字情報 - 漢字構成、成り立ち、読み方、書体など｜漢字辞典

漢字

10画／教育漢字 2年生／常用漢字
高

常用音訓

コウ
たか
たか-い^#1
たか-まる
たか-める

成り立ち

会意^#2
象形^#3

漢字構成

⿳亠口冋

発音

gāo

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U+9AD8
高

通仮字

皋

異体字

繁体字

髙

声符「高」

同訓異義

ひくし
低^*1卑^*2庳^*3矮^*4

^#4

関連

京亭高亮^*5

^#5

高の熟語

解字

京・郭など建物の系統に属するものと、蒿・毃・敲・膏など屍骨の形象に属するものと二系があり、屍骨の系統に属するものは胸骨より上の骨の形である。（字通）

説文解字

崇（たか）きなり、臺觀の高き形に象る、冂と口とに従ふ、倉と舍と同意、凡そ高の屬は皆な高に従ふ。

音韻

広韻目次：下平6豪

ローマ字: kau
反切: 古勞
声母: 見
声調: 平声
小韻: 高
平水韻: 豪
等呼: 開口一等韻
韻摂: 效
韻部: 豪

書体

楷書
篆書
隷書
行書
草書

古代文字

古代
甲骨

参考文献:::高

之れを仰（あお）げば一層（いっそう）高（たか）し（漢詩）
君子（くんし）の道（みち）は、辟（たと）へば遠（とほ）きに行（ゆ）くは必（かなら）ず邇（ちか）き自（より）するが如（ごと）く、辟（たと）へば高（たか）きに登（のぼ）るは必（かなら）ず卑（ひく）き自（より）するが如（ごと）し（中庸）

漢字索引

あ	か	さ	た	な	は	ま	や	ら	わ
い	き	し	ち	に	ひ	み		り
う	く	す	つ	ぬ	ふ	む	ゆ	る	を
え	け	せ	て	ね	へ	め		れ
お	こ	そ	と	の	ほ	も	よ	ろ	ん

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漢字源

注解: ^*1低は高の反なり、またひくく垂るる義、低昂と熟す。; ^*2卑は高・尊・崇の反なり、地位のひくきに用ふ、用法低よりは狹し。; ^*3庳は卑に同じ。; ^*4矮はせいのひくきなり、矮人・矮屋の如し。; ^*5京はアーチ状の門、亭はアーチ状の二階づくりの門、その門の内に祝詞の器である（さい）を置いて神を招く所が高、その門の前で戦勝を祈念して行われる祝儀が亮。

備考: ^#1高（たか）い。高大。高くて立派。建物の高さや地位の高さ、人品の高さをいう。; ^#2京の省文＋口。京は戦場の遺棄屍体を塗りこんで作った凱旋門。そこで呪祝が行われた。口は（さい）、そのような祝詞を収める器の形。説文に崇大・崇高の意とするが、本来は名詞で台観の象。高明の神を招くところである。卜文の図象に、高の上に呪飾の標木をそえた形のものが多く、それは神の憑依するところとされた。それで高は神明のことに関して用いるのが原義であった。（字通）; ^#3台地にたてたたかい建物を描いたもの。（漢字源）; ^#4字源; ^#5字通