向上の精神を述べる。 論語に曰く、 吾れ未だ能く其の過ちを見て内に自ら訟(せ)むる者を見ざるなり、と。
登嶽小天下 自誇意氣豪其奈山上山 仰之一層高
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嶽(がく)に登(のぼ)つて天下(てんか)を小(しょう)とし、#1自(みずか)ら誇(ほこ)る意気(いき)の豪(ごう)。其れ山上(さんじょう)の山(やま)を奈(いかん)せん、之れを仰(あお)げば一層(いっそう)高(たか)し。
山岳に登って天下を小とする、そんな偉丈夫の気概は誇らしい。しかし山上に更に山があるのはどうしたことだろう、これを仰げば一層高く聳(そび)えているのだ。
人物の偉大さに窮まり無し。 顔淵曰く、 之を仰げばいよいよ高く、之を鑽(き)ればいよいよ堅し。
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