- 注解
- *1僞は人爲にて、天眞にあらざるなり、いつはりこしらへたるなり、虛僞・詐僞と用ふ。晉紀「太子有㆓淳古之風㆒、而末世多㆑僞、恐不㆑了㆓家事㆒」
- *2詐は詐欺と連用す、欺きだますこと、誠實の反なり。說苑、貴德「巧詐不㆑如㆓拙誠㆒」
- *3譎は權詐なり、正しからず、詐謀を設けていつはるなり、すべて言行器服などのあやしく異様なるをいふ、詭に同じ「晉文公譎而不㆑正」の如し。
- *4詭は譎に同じく、あやしくして正しからざる義、詭巧・詭變と用ふ。孫子「兵者詭道也」
- *5佯・陽の二字は同音同義、内心は然らずして、うはべをいつはるなり。史記「箕子佯狂爲㆑奴」
- *6佯を参照。
- *7詳は佯に同じ、後世は用ひず、史記に佯狂を一本詳狂に作る。
- *8矯はよい加減に誣ひていつはる、矯㆑詔と用ふ。書經「矯㆓誣上天㆒」
- *9贋はにせものなり、眞の反。韓非子「魯以㆓贋鼎㆒往」
- 備考
- #1声符は喬(説文解字)
- #2字源