- 注解
- *1眞は道殣行き倒れの象で、それを祀所に寘(お)くことを寘(し)、その屍体を塡めることを塡(てん)、霊を鎮めることを鎭(ちん)という。
- 備考
- #1寘(お)く。物を置くのではなく、祭るために寘く。(字通)
- #2声符は眞
- #3宀(べん)+眞(真)。宀は廟屋。眞は顚死者の象。いわゆる「道殣(どうきん)」行き倒れ。道殣は呪霊の甚だ強いものであるから、鄭重にこれを葬った。その埋葬することを「寘(お)く」という。祭るために寘くのであるから、また音通を以て示を用いることがあり、〔中庸、十九〕に「其れ諸(こ)れを掌(たなごころ)に示(お)くが如きか」という。(字通)
- #4字通