- 注解
- *1示は神を祀る祭卓、これを廟中におくのが宗、示の上に肉を供えたのが祭、それを廟中に祭り神意を明らかにするのが察、神霊が陟降する神梯の際(きわ)で祭るのが際、即ち神と人と相接するところ。
- *2示は神を祀る祭卓、その下部に締足を加えた祭卓の大なるものが帝、その下に祝詞を収める器である(さい)をおいたのが啻(啇)、それを執行しうるものは直系者で嫡、その系譜たるに適(かな)うのは適、それを攴(う)つものは敵。
- 備考
- #1示(しめ)す。象徴。あらわしてみせる。教え。
- #2天、象を垂れて吉凶を見(しめ)す、人に示す所以なり、𠄞古文上に従ふ、三垂は日月星なり、天文に觀て、以て時變を察す、示とは神事なり、凡そ示の屬は皆な示に従ふ。(説文解字)
- #3神を祀る祭卓の形。(字通)
- #4神霊の降下してくる祭壇を描いたもの。(漢字源)
- #5字通