- 注解
- *1示は神を祀る祭卓、その下部に締足を加えた祭卓の大なるものが帝、その下に祝詞を収める器である(さい)をおいたのが啻(啇)、それを執行しうるものは直系者で嫡、その系譜たるに適(かな)うのは適、それを攴(う)つものは敵。
- 備考
- #1声符は啇(てき)。啇は帝を祀ること。帝を祀ることは帝の嫡系たるもので、相匹敵するものの意がある。これに攴(ぼく)を加えて、敵対者の意とする。(字通)
- #2もと「攴動詞の記号+音符啻ただ一つにまとめること」で、啻の意味と直接の関係はない。敵は、まっすぐの意を含み、まともに向かい合うこと。(漢字源)
- #3字通