- 注解
- *1偶は適と略々同じ、但し偶は思ひ設けず、ふと出あひたる意あり。楚策「偶有㆓金千斤㆒、進㆓之左右㆒、以供㆓芻秣㆒」
- *2會は正其時也と註す、をりしもと譯す、唐時代よりの俗語なり。
- *3適はたまたまとも、まさにとも訓む、つまり同義なり、字彙に「適然猶㆓偶然㆒」と註す、適は、ちやうど、そこへであひたるなり。書經、註「有苗之至、適當㆓其時㆒」
- *4示は神を祀る祭卓、その下部に締足を加えた祭卓の大なるものが帝、その下に祝詞を収める器である(さい)をおいたのが啻(啇)、それを執行しうるものは直系者で嫡、その系譜たるに適(かな)うのは適、それを攴(う)つものは敵。