- 注解
- *1帚は香り酒をそそいで廟中を清める玉ははき、その帚(ほうき)をもつ形が𠬶、そのことに一家の主婦としてあたるのが婦、その廟屋が寑(𡨦)、その寝臥のところが寢(寝)、その寝臥中に夢魔にうなされるのが㝲、清め祓われてその気が次第に浸透するのが浸・祲・侵。
- 備考
- #1糞なり、又(ゆう)の巾を持するに従ふ、冂(けい)內を埽ふ、古の少康なる者、初めて箕帚(きそう)秫酒(じゅつしゅ)を作る、少康は杜康なり、長垣に葬る。(説文解字)
- #2箒(ほうき)の象形。箒はその形声の字。下部の巾は戈(か)の柄端と同じく、石突きの形で、巾(きれ)に従うものではない。〔玉篇〕にも「糞穢を掃除するなり」という。これを奉じて寢(寝)の初文は𡨦に作り、帚はもと廟中を清めるもの。廟事につかえるものは婦。卜辞では帚をそのまま婦の字に用いる。(字通)
- #3柄つきのほうきを描いたもので、巾ぬのには関係がない。巾印は柄の部分が変形したもの。掃ソウ(はく)・婦ほうきを持つ嫁の字の右側に含まれる。(漢字源)
- #4字通
- #5婦項
- #6婦項