- 注解
- *1長は長髪の人で部族を代表する者、そのような人を殴(う)って部族に対して懲罰を与えるのが徴(徵)、敵方の若い巫女を殴って呪力を微(な)くするのが微、髑髏(どくろ)を殴ってその呪霊を刺激し徼(もと)めるのが徼。徴(徵)・微・徼はいずれも相似た呪的行為を意味する字。
- 備考
- #1微(かす)か。ほんのわずか。ほのか。おとろえる。
- #2微(ひそ)か。目だたぬように。かくれる。のがれる。
- #3微(な)し。無い。有無の「なし」の意。
- #4声符は𣁋(説文解字)
- #5声符は𣁋(び)。𣁋は敵方の媚女(巫祝)をうちすえて、敵の呪力を殺(そ)ぐ共感呪術の方法をいう。それは速やかに伝達させるために道路で行い、また陰微のうちに行われた。本義は、敵の呪的な力を減殺(げんさい)することをいう。(字通)
- #6彳いく+音符𣁋糸端のように目立たないようにすること。目だたないようにしのびあるきすること。(漢字源)
- #7字通
- #8楚の白公勝の乱。白公勝は首をくくって自殺し、その徒がこれを隠した。後に石乞は捕らえられ、白公勝の屍の場所を問われたが、「死に場所は知っていますが、言うなといわれております。事が成れば卿となり、事が成らなければ煮殺されるのはもとよりのことです」と答えて死んだ。