- 注解
- *1長は長髪の人で部族を代表する者、そのような人を殴(う)って部族に対して懲罰を与えるのが徴(徵)、敵方の若い巫女を殴って呪力を微(な)くするのが微、髑髏(どくろ)を殴ってその呪霊を刺激し徼(もと)めるのが徼。徴(徵)・微・徼はいずれも相似た呪的行為を意味する字。
- *2方は架屍(かし)、これを殴(う)って邪霊を放逐する儀礼が放、架屍に髑髏(どくろ)を加えこれを殴(う)つのが敫、これを外界に接する道路で行うのが徼、その殴(う)つ音は噭、その白骨の形は竅、その色は皦、その勢いは激、そのことを宣布することを檄、それを迎えることを邀という。
- 備考
- #1徼(もと)める。神にいのり求める。むりにもとめる。
- #2声符は敫(説文解字)
- #3声符は敫(きょう)。敫は架屍(かし)を殴(う)って、その呪霊によって呪詛を行う祭梟(さいきょう)の俗を示す字。外界に接する辺徼の地で、外族に対して行う呪儀であるから、また辺徼の意となり、神霊の祐助を請う行為であるから「徼(もと)む」といい、また「徼(むか)う」意となる。
(字通) - #4右側の字は、ここでは単なる音符。徼は、引き締めて取り締まって歩く意。また、絞りあげる意から、むりをしてもとめる意を派生した。(漢字源)
- #5字通