曾の漢字情報 - 漢字構成、成り立ち、読み方、書体など｜漢字辞典

漢字

12画／人名用漢字
曾

訓読み

かつ-て^#1
すなわ-ち^#2

音読み

ソウ
ソ

成り立ち

象形^#3^#4^#5

漢字構成

⿱丷
⿱八

発音

zēng
céng

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U+66FE
曾

簡易慣用字体

曽

異体字

曽

繁体字

曽

声符「曾」

曾の熟語

曾孫

音韻

広韻目次：下平17登

IPA: dzʰəŋ
ローマ字: zong／dzong
反切: 昨楞
声母: 從
声調: 平声
小韻: 層
平水韻: 蒸
等呼: 開口一等韻
韻摂: 曾
韻部: 登

広韻目次：下平17登

ローマ字: cong／zong
反切: 作滕
声母: 精
声調: 平声
小韻: 增
平水韻: 蒸
等呼: 開口一等韻
韻摂: 曾
韻部: 登

書体

楷書
隷書
行書
草書

参考文献:::曾

事（こと）有らば弟子（ていし）其の労（ろう）に服（ふく）し、酒食（しゅし）有らば先生（せんせい）に饌（せん）す、曾（すなは）ち是れを以て孝（こう）と為さんや（論語）
今、諸夏は禮義の在る所、而して曾（かつ）て夷狄（いてき）に之れ若（し）かざるは、則ち其の変（みだ）れ為（た）ること亦た甚だし、此れ春秋を作る所以なり。（論語注:伊藤仁斎「論語古義」）

漢字索引

あ	か	さ	た	な	は	ま	や	ら	わ
い	き	し	ち	に	ひ	み		り
う	く	す	つ	ぬ	ふ	む	ゆ	る	を
え	け	せ	て	ね	へ	め		れ
お	こ	そ	と	の	ほ	も	よ	ろ	ん

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漢字源

備考: ^#1曾（かつ）て。以前に。; ^#2曾（すなは）ち。いったいぜんたい。どうして。; ^#3詞の舒（ゆる）やかなるなり、八に従ひ、曰（えつ）に従ひ、𡆧（しょう）を聲とす。（説文解字）; ^#4甑（こしき）の形で、甑の初文。八は湯気のたちのぼる形。説文に口気の意とする解を試みているが、金文の字形によって明らかであるように、甑の象形字。釜甑（ふそう）をいう。ゆえに累層するものの意に用いる。「かつて」「すなはち」など副詞的に用いるのは仮借。（字通）; ^#5ハ印_ゆげ＋せいろう＋こんろ。上にせいろうを重ね、下にこんろを置き、穀物をふかすこしきの姿を描いたもので、層をなして重ねる意を含む。（漢字源）