唐詩に擬し、遠征兵士の望郷の情を述べる。
胡霜漢月照刀環 百戰沙場久不還萬馬夜嘶靑海戍 孤鴻秋度玉門關
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胡霜(こそう)漢月(かんげつ)刀環(とうかん)を照(て)らす、百戦(ひゃくせん)沙場(さじょう)久(ひさ)しく還(かへ)らず。萬馬(まんば)夜(よる)嘶(いなな)く青海(せいかい)の戍(じゅ)、孤鴻(ここう)秋(あき)度(わた)る玉門関(ぎょくもんかん)。
北国には霜が舞い降り星月が刀環を照して帰心を促すが、転戦久しく沙場からは帰れない。青海の駐屯地では軍馬のいななきが夜空に響き、玉門関の秋空には鴻(おおとり)が一羽群れを離れて飛翔し去る。
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