遺興吟(伊達政宗)

遺興(けんきょう)はうさばらし、胸中の鬱憤を詠ず。
別名、酔余口号(すいよこうごう)

分類
  • 1.漢詩
漢詩形式
  • 1.五言絶句

原文↑↑↑

馬上青年  時平白髮
殘軀天所許  不樂復如

  
  

書き下し文↑↑

馬上(ばじょう)青年(せいねん)過ぎ、時(とき)(たいら)かにして白髪(はくはつ)多し。
残躯(ざんく)天の許す所、楽しまずんば復(ま)た如何(いかん)

現代語訳↑

戦場を駆け抜けた青年時代、太平の今では白髪がみえるようになった。
生きながらえているのも天命なのだ、あるがままを楽しまないで何としよう。

備考
#1青年は少年ともする。
#2許は赦ともする。
#3復は是ともする。
補足
:上声、
1.上声、2.去声、
:平声、
:平声、
1.平声、2.去声、
:平声、
1.平声、2.平声、
:入声、
:入声、
:平声、
:平声、
:平声、
:平声、
:上声、
:上声、
1.平声、2.上声、3.入声、4.入声、5.平声、
1.去声、2.入声、3.入声、
1.去声、2.入声、
1.平声、2.去声、
1.平声、2.上声、

Page Top