題菊池容齋龍圖(藤田東湖)

菊池容斎(きくちようさい)の龍画に己の志を兼ねて詠ず。

漢詩形式
  • 1.五言絶句
分類
  • 1.漢詩

原文↑↑↑

D

A

書き下し文↑↑

蛟龍(こうりゅう)雲雨(うんう)(え)ば、(ま)池中(ちちゅう)(もの)(あら)ず。#1
如何(いかん)風塵(ふうじん)(うち)(いたづら)英雄(えいゆう)をして(くつ)せしむる。

現代語訳↑

水中に棲む蛟龍(みずち)も一たび雲雨を得れば、もう池の中などに留まってはいない。
さればどうしてこの世の中は、いつまでも英雄を不遇のままに留めるか。

英雄時勢を得ば、蛟龍の如く天を得ん。

備考
#1三国志、周瑜伝「恐蛟龍得雲雨、終非池中物也」

Page Top