漢字↑

2画人名用漢字

訓読み
  • 1.すなわち
  • 2.なんじ
  • 3.もし
  • 4.
音読み
  • 1.ダイ
  • 2.ナイ
  • 3.アイ
  • 4.
成り立ち
漢字構成
  • 1.⿹𠄎丿
発音
  • 1.nǎi
表示
  • 1.U+4E43
  • 2.乃
部首
異体字
繁体字
声符「乃」
同訓異義
通仮字
乃の熟語

字源↑

ダイ・ナイ#6

  • 1.すなはち、そこで、上を承けて下を起す辭、於ココニオイテ*9
  • 2.語勢をととのへ緩くし、又、物を一つ一つあぐる時に用ふる語。*10
  • 3.わづか(*11
  • 4.なんぢ(
  • 5.これ(*12
  • 6.かれ(
  • 7.その(
  • 8.それがし、なにがし(
  • 9.乃者はさきに、むかし。*13=乃昔。
  • 10.をさむ(

アイ・エ#7

  • 1.欸乃アイダイは、ふなうた(棹歌)*14

  • 1.*15と同じく「の」の音に假り用ふ。

音韻↑

広韻目次:上15海

IPA
nɒi
ローマ字
naix/noj
反切
声母
声調
上声
小韻
平水韻
等呼
開口一等韻
韻摂
韻部

書体↑

  • 楷書
  • 隷書
  • 行書
  • 草書

参考文献:::乃↑

  • 年五十、(すなは)ち始めて州郡(しゅうぐん)に仕へ、安帝(あんてい)の時に太尉(たいい)と為れり(蒙求
  • (そ)れ其の智の(あらは)る可(べ)き者は、智の未(いま)だ深からざる者なり、智にして見(あらは)る可からざる者は、(すなは)ち是れ智の最も深き者なり。(論語注:伊藤仁斎「論語古義」
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字通漢字源
注解
*1乃はそこでと譯す「繼事之辭」と註す、一事を言ひ畢りて更に或事に言ひ及ぶ義。月令「仲春之月、雷乃發聲」とあり、雷は仲春に至りて、そこで漸く聲を發すとの義。
*2迺は乃と同字。
*3則の字の類は、皆句中にある字なり、句尾にあることなし、則は「れば」「らば」「るならば」「るなれば」「は」などと譯し「然後之辭」と註す、「これはかうそれはさう」といふ辭。論語「子弟入則孝、出則弟」とある如し、則の字、字を隔てて置くことあり。左傳「山有木、工則度之」とある如し、則の字木の字の下に置くべきを一字隔てて工の字の下に置けり、これ工の字を重く主としたるなり、毛詩「旣見君子、我心則喜」とあるも、此れと同じく子の字の下に、則の字を置くべきを、我心の二字を隔てて置きたるなり。
*4卽は、とりもなほさずと譯す、そのままの義、性卽理也の如し、則の字は緩にして、卽の字は急なり。史、項羽紀「徐行卽免死、疾行則及禍」とあり、ここにては徐行を主とするに由りて、徐行に卽を用ひ、疾行には則を用ひたるなり。
*5便は、そのまま、たやすくと譯し、卽也と註す、卽よりは稍々輕し。
*6輒は、たやすくと訓む、便に近し「毎事卽然也」と註す、は俗字。
*7載は受け載する義にて上を受くる辭「たやすく、そのまま」の義、便に近し。
*8すなわち
*9書、堯典「乃命羲和
*10書、大禹謨「乃聖乃神」
*11呂覽、義賞「天下勝者衆矣、而霸者乃五」
*12史、聶政傳「嗟乎政乃市井之人」
*13戰國秦策「乃者過柱山
*14柳宗元詩「欸乃一聲山水綠」
*15我國のみに通用せる訓義
備考
#1詞を曳(ひ)くことの難きなり。气(き)の出だし難きに象るなり。(説文解字)
#2弓弦を外してゆるめた形。(字通)
#3耳たぶのようにぐにゃりと曲ったさま。(漢字源)
#4字源
#5字源
#6韻字「賄」
#7韻字「賄」

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