漢字↑

9画常用漢字

常用音訓
  • 1.
訓読み
  • 1.こ-れ
  • 2.ここ-に
音読み
  • 1.
成り立ち
漢字構成
  • 1.⿱日𤴓
発音
  • 1.shì
表示
  • 1.U+662F
  • 2.是
通仮字
異体字
繁体字
声符「是」
同訓異義
是の熟語

説文解字↑

(ただ)しきなり、とに従ふ#4、凡そ是の屬は皆な是に従ふ。

音韻↑

広韻目次:上4紙

IPA
ʑĭe
ローマ字
zjex/zjee
反切
声母
声調
上声
小韻
平水韻
等呼
開口三等韻
韻摂
韻部
支A

書体↑

  • 楷書
  • 隷書
  • 行書
  • 草書

参考文献:::是↑

  • (こ)の(ゆえ)に君子(くんし)は(そ)の(み)ざる(ところ)を戒慎(かいしん)し、其の(き)かざる所を恐懼(きょうく)す(中庸
  • 由る所は善と雖も、而(しか)も心の楽しむ所の者、(ここ)に在らざれば、則ち亦た矜持(きょうじ)のみ。(論語注:伊藤仁斎「論語古義」
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字通漢字源
注解
*1之は、是也とも、此也とも註す、然れども是・此よりは意輕し「天命之謂性」「學而時習之」の如し、語勢によりて指すところの物を略することあり、孟子に「江漢以濯之、秋陽以曬之」とある如し、上に布の字を省きたるなり、之の字、名詞の上に置くときは、是と同じく「この」と訓む「之人」「之兒」の如し。
*2此は彼に對する辭。孟子に「彼一時也、此一時也」とあり。
*3是は非に對する辭なり、此は、此の時、或は此の處を切に指す、是は、汎にして虛用なり「夫子之居於是邦也、必聞其政」の是も、何れの邦と確かに指すにあらず、齊にても、衞にても、現に居たまふ邦を、汎く指すなり。
*4維・惟の二字は同音同義なり、上にばかり置く、是と略々同じけれども、非とは對せず、祭文歌頌等に多く用ふ。詩、召南「維鵲有巢、維鳩居之」
*5惟は維に同じ
*6旃は音セン之焉の合音なり、之と略々同じ、詩に「上愼旃哉」の如し。
*7斯は此と近し、然れども彼に對せず「予將斯道斯民也」の如し、ココニと訓むときは、卽の字の重き意なり。
*8諸は之と乎との兩義を合したる字なり「示諸斯」は「示之乎斯」の意なり、句末にあるときは、疑の辭となる、孟子に「寇至、盍去諸」の如し。
*9伊・時・侯の三字は、維と同じく、發語の辭にて、祭文等に用ふ、意輕し。
*10時は伊に同じ
*11侯は伊に同じ
備考
#1(さじ)の形で、匙(し)の初文。のち是非の意や代名詞などに用いられ、その原義を示す字として匙が作られた。説文に「日に従う」とあるが、日の部分は先端の杓(しゃく)のところ、下部は止に近い形であるが、その柄。是非のも、もと非櫛(すきぐし)の象形。これを是非の意に用いるのは、ともに仮借である。
(字通)
#2まっすぐなさじ+止あし。匙(さじ)の原字。止(=趾)を添えたのは、まっすぐ進むことを示す。(漢字源)
#3字源
#4天下の物、日より正しきは莫(な)きなり(段注)

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