- 注解
- *1修は飭なり、葺理なり、屋宅道路を修理する類、あしき所をなほす義。修㆑身・修㆑道の類にも用ふ。大學「欲㆑修㆓其身㆒者、先正㆓其心㆒」中庸「春秋修㆓其祖廟㆒」脩は、脯也と註して、別字なれども、後世は通用す。
- *2治は亂の反、いり亂れたる事の、おちつきてをさまるなり。周禮「治㆓絲枲㆒」大學「欲㆑治㆓其國㆒者、先齊㆓其家㆒」
- *3理は玉を治むる義、筋道を正してをさむるなり、理㆑髮・訟理の類。禮記「三十而有㆑室、始理㆓男事㆒」
- *4收は取り入るるなり、收藏・收斂と連用す。
- *5斂はじつとかきあつめて取り込むなり。後漢書「鮑永抗直、朝廷斂㆑手避㆑之」
- *6藏は見えぬやうに、くらへかくし入るる義。
- *7納はいるるとも訓む、をさむと訓むときは、先方へ入れをさむるなり。
- *8御はもと馬を使ふ義、轉じて下をひきまはし、治むるに用ふ、御㆓宇内㆒の如し、馭と同じ、馭㆓羣臣㆒の類。
- *9攸は背を水で滌(あら)うみそぎの形、そのとき用いる束ねた草木の枝が條(条)、清められた印(彡)をつけて修、その心意が悠。
- *10大學「先修㆓其身㆒」
- *11漢書、敍傳「束髮修㆑學」
- *12詩、小雅「四牡修廣」
- *13戰國、齊策「鄒忌修八尺有餘」
- 備考
- #1脩に通ず(字源)
- #2声符は攸(説文解字)
- #3攸人の背後に水をかけて洗う形+彡清めの記号。修祓(しゅうふつ)を示す字。(字通)
- #4攸細長く水を注いで行水させる様+彡飾り。でこぼこやきれめがなくてすらりと細長く姿が整ったこと。(漢字源)
- #5字源
- #6字通
- #7韻字「尤」
- #8韻字「尤」
- #9飾は整える意で、払い清める。